コンサート記録

充実のひと時

  11月7日、新潟でのコンサートが無事終わりました。穏やかな秋晴れに恵まれて、車で約5時間。快適に新潟入り。チェリストの宇野哲之さんとの「チェロとピアノのコンサート」。共通の友人・後藤丹氏の作品から、デュオで「三国節幻想」「さくら」、ピアノソロで「子どもたちへ」から5曲。再びビデュオでドボルザークの「ロンド」「森の静けさ」。休憩後はラフマニノフの「チェロとピアノのためのソナタ」。たっぷりとしたプログラムでした。だいしホールは260席ほどの響きの良いアンサンブルやリサイタルに適した素敵なホール。ピアノは高価なベーゼンドルファーが入っていました。リハーサルでは、なんとなく調子がいま一つ、難曲のラフマニノフで苦しんでいましたが、本番は何かに守られたのかとっても調子がよくなり、宇野さんとの駆け引きが実に楽しく、後半のラフマニノフでは、改めて作品の大きさと深さ、チェロとピアノが対等に響きあい、主張し合う作品のすごさを感じながら、大汗を流して熱演できました。久しぶりに心から充実感を味わったコンサートでした。ラフマニノフは、12月6日に福井でもう一度演奏できること、そしてこの大曲を紹介できることを幸せに思います。 

 もうひとつ嬉しかったことlovely。終演後、楽屋にトリオのメンバー、ヴァイオリニストの牧田さんが来てくれました。それから、新潟在住の藝大時代の後輩も訪ねてくれました。何十年ぶりでしょう。時を越えて懐かしくお話できて、本当に嬉しかった。そしてもう一つ、次の日にコンサートをするというまだ若いピアニストが、演奏を聴いて興奮した様子で楽屋を訪ねてくれました。なんだか初々しく、素直に気持ちを伝えに来てくれて、知らない土地での嬉しい出来事でした。

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懐かしさ・・・そして出会い

 10月24日、超満員のお客様をお迎えして、下半期オープニングのウィークエンドコンサートが開かれました。藝大時代の同窓生・フルーディストの中務晴之さんをお迎えして、名曲の数々を楽しいトークと共にお届けしました。大学時代を仲良く過ごし、その後、演奏家として、また教育者としてそれぞれの道を歩んできましたが、共演は今回が初めて。私の活動に賛同してくれた彼は、忙しい中大阪から車をとばして来てくれましたcar。相変わらず颯爽と現れて、早速リハーサル。ちょっと緊張したけれど、練習も順調に進んで、お昼は学生スタッフと共に美味しいお蕎麦を楽しく食べて、余裕でしたconfident

 下半期最初のコンサートは、会場あふれるお客様。初めての管楽器、しかもフルートとあって、ファンの方々も興味津津eyeear。飄々と現れて、なんとも自然に、多彩に、そして男性的に、あるいは情感豊かに演奏するその姿に、そして、あまりにおもしろすぎるそのお話ぶりにお客様は皆酔いしれた、素敵な秋のひと時でした。フルートとピアノは、本当に相性が良い楽器なのですね。大学生時代とちっとも変ってないような・・・でも本当はすっかり変わっているのでしょうが・・・なんだか不思議な懐かしさ共に、お互い歳を重ねての新たな出会い。私も心底楽しく、緊張感あふれるひと時でした。つかさ君、ありがとうsign03lovelyWec0910241_2 Wec0910242Wec0910243_2 Wec0910244

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快適空間

 福井県あわら市にある「金津創作の森」の素敵な空間で、開放講座をお引き受けしました。大学の授業を一般市民に楽しく提供するプログラムです。私は講演ではいつも、ピアノの魅力を伝えるべく、話の流れの中で演奏も取り入れます。創作の森は以前から何度も足を運んでいますが、ここで演奏するのは今回が初めて。写真のとおり、森の中の美術館といった感じで、ヨーロッパや北米のミュージアムを思い出させる素敵な空間でした。豊かな響きがある快適空間。まだあまり弾かれていない良質のピアノがあって、本番前、気分よくて、レパートリーを次から次へ弾いてしまうくらいでした。森の中なので、アクセスがちょっと難しいのが残念かな・・・。

  ちょうど、「ムットーニ・シアター」(自動人形師ムットーニ・機械仕掛けの迷宮博物館)をやっていて、家族づれでにぎわっていました。私も、講演の後、約1時間かけてゆっくりの光と音楽と自動人形たちの幻想的なアートを楽しみました。pencilhttp://www.muttoni.net/Sousakunomori1_2Sousakunomori5_2Sousakunomori2Sousakunomori4Muttonitheater20090829_2

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パープル トリオ

 梅雨末期の豪雨被害があちこちで出ているニュスが流れていて、この日の福井も朝から強い雨が降っていました。湿度も高く、嫌な天気。ところがウィークエンドコンサートの始まる前にはすっかり雨も止んで晴れ間がのぞきました。

 念願のピアノトリオを組んで、その楽しさに私は幸せ気分。メンデルスゾーンを選んだことがよかったのでしょう。トリオの魅力を自然に、そして存分にわからせてくれる傑作中の傑作。演奏者三人それぞれの個性を出しながら、調和の美しさも楽しめる、本当に名曲です。ヴァイオリンのゆきさんは、きゃしゃなのに、凛とした美しさがあって、音楽が大きい。チェロの宇野さんの温かく大らかな音楽ととても相性がいいのです。ピアノパートは決して簡単ではありませんが、三人で弾けば弦楽器の響きに乗せられてなんだか心地よく流れていくのですconfident

 7月最初の練習から3週間。前日のリハーサルも「いい感じですね?!」と和やか。同じ時間を過ごし、楽しい会話をしながら、「ああ、いいメンバーだな。」と実感。音響の良い音楽ホールではないのに、いつも以上に音が響きあってそれぞれの楽器が生き生きしている感じ。なぜこんなに自然に息が合うんだろう?と最初不思議に思いましたが、音楽を共にするということは、年齢を超えて、音楽への想い、取り組み、生き方で相通じるものがあればこそ、調和するんだということを感じました。

 室内楽にふわさしい空間。私たちと共に、大勢のお客様が集中して演奏に聴き入ってくださったひと時、三重奏の響きが会場いっぱいに響いて、音と人とが一体になった充実感あるコンサートとなりました。

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『室内楽はいかが?』

日時:2009725日(土)午後6時~7時 

場所:福井大学文京キャンパス・アカデミーホール

出演:牧田由起(ヴァイオリン),宇野哲之(チェロ),高木裕美(ピアノ)

曲目:メンデルスゾーン作曲 ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49

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子どもたちへの贈り物

  福井市立宝永小学校でコンサートを開催しました。このコンサートが実現したのは、昨年2008127日に開催されたコンサート「ザ・ソナチネ 2008 ~高木裕美 七色ピアノ音語り~」を訪れた方がコンサートに感銘を受けてくださったことがきっかけです。バラエティに富んだ様々なピアノ作品を紹介した昨年の「ザ・ソナチネ」。特に第1部「子どもたちへ」を聴いて、お子さんが通う小学校の子どもたちにもこんなコンサートを聴かせてあげたいと、その想いを熱心に私に伝えてくださいました。学校現場でも様々な事件や事故が絶えない昨今、親御さんたちは、子どもたちの安全な環境を守りつつ、伸び伸びと、そして、できるだけ素敵な体験ができるようにと、様々なアイディアを出して活動していらっしゃることを知り、是非協力したいと思いました。作曲家の後藤丹さんも、子どもたちのために遠く新潟から参加してくださいました。

 1年生から6年生まで年齢差のある学校コンサートでは、子どもたちにいかにして音楽やピアノの魅力を伝えるか、とても難しい課題になります。でもまず、低学年にわかりやすいことは条件です。企画作りの前にどんなコンサートを望んでいるのか、学校の様子はどうなのか等のお話を聞いて案を練りました。200名余りのサイズの学校なので、音楽室が体育館に引っ越してきた感じをイメージして、いわゆるオープン授業のようなコンサートにしました。学校生活の中で私も子どもたちも聴いた経験のある作品を取り入れ、また、作曲家の存在をわかってもらえるように後藤先生にも直接お話や演奏に加わっていただきました。子どもたちは、私の話に即反応をしてくれて、用意したプログラムがリズミカルに進みました。歌や体操では大はしゃぎ、でも、後藤さんや私の話はしっかり聞き、突然の質問にも、飛び入り参加にも積極的!何より、ショパンの「革命」とリストの「ラ・カンパネラ」を演奏したら、とっても静かに集中して演奏を聴いてくれたのが最高に嬉しかったです 。子どもたちの熱気と蒸し暑い天候に大汗をかきながら集中した50分あまりのコンサートは大成功でした。

 プロとして良い仕事をするためには、また、自身の音楽を伝えていくためには、相手の立場に立って考え、誠意を尽くすということが大切だということを改めて感じた、とても素敵なひとときでした。

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おしゃべりピアノ塾 in ウィークエンドコンサート

 6月のウィークエンドコンサートは「高木裕美おしゃべりピアノ塾」を開催しました。今シーズン初の試みとして、公開講座的な内容で、ピアノにまつわるお話、デモンストレーション、そして名曲演奏をお楽しみいただきました。会場を音楽教室にイメージして、ピアノはいつもよりも手の見えやすい位置にセット。会場に集われるお客様の様子を見で、即興的に展開しようと思いました。案の定、常連のファンの方々のお顔に加え、小さなお子さんや制服姿の生徒さんの姿も多く見られ、いつもより年齢層が広かったように思います。

 私が5歳から今まで弾き続けてきたピアノとの関わりを少しお話しし、小さな時に出会った作品をお聴かせしたり、初心者のための作品を美しくアレンジした連弾曲をお聴かせしたり、また、演奏する際の基本的なポイント、楽器の話、ピアノのレッスン風景を実演したり、名曲もいくつか演奏しました。教育実習帰りの4年生が歌唱指導もしてくれて、会場には美しい「夏は来ぬ」の二重唱が響きました。自分でもどんな展開になるか想像できませんでしたが、お客様が驚くほど熱心に聴き入ってくださって、ついつい話に熱が入り過ぎました。準備した内容の約三分の一くらいしかお話できませんでした。「この続きは、また次の機会に。」とお約束をして、楽しいピアノ塾は無事終了しました。

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ウィークエンドコンサート ~私のお気に入り~

 去る5月22日、今シーズン2回目のウィークエンドコンサートを開きました。あいにくの雨、それに新型インフルエンザの流行と予防に神経質になっている社会・・・お客様の入りを心配しましたが、おかげさまでいつもどおり満員でした。ホール入り口では、手の消毒に快くご協力をいただき、学生スタッフもいつも以上に張り切って様々なサポートに務めていました。

 この日は今シーズン最初の学生出演企画として、4年生3人の学生がそれぞれお気に入りの1曲を演奏しました。ドビュッシーの響きが大好きだという斎藤さんは初出演。「子供の領分」全曲を繊細な音色で丁寧に演奏しました。明るく元気な高橋さんは、歌で幅広い表現力を身につけることが目標。トスティの歌曲「薔薇」に挑戦しました。福地さんは、高校生の時に聴いて感銘を受けたブラームスの「6つの小品 Op.118」から4曲に熱心に取り組み熱演しました。
 

3月に先輩達が卒業・修了し、出演者も新しい顔ぶれが加わって、皆心機一転。演奏はまだまだ未熟ではあるけれど、憧れの先輩たちが築いたこの活動の質の高さを意識してか、作品に対する想いや努力が演奏に表われていて、とても誠実で純粋な音楽を聴くことができました。なんだか心が洗われる思いのするひとときでした。スタッフも、仲間の演奏を支えようと皆一生懸命。演奏する側、それを支える側、そして客席で楽しむ立場を体験し、それらを繋ぐものは何か学んで、細やかな気配りができる人に成長してほしいと思っています。(HP http://homepage2.nifty.com/funfan/weekend-concert/w-e-concert-diary-2009.html )

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ベスト パートナー

 ウィークエンドコンサート、今シーズンオープニング企画「春・きらめき~デュオの世界・・・ヴァイオリン&ピアノ~」は、会場あふれるお客様を迎えして無事終了しました。朝からあいにくの雨。気温も低く、このところの気候に体がついていかない感じ。なんとなく体が重く気合いを入れての本番となりました。ピアノソロで平井康三朗の「さくらさくら」、デュオはフォーレの「ソナタ第1番」、クライスラーの「愛の喜び」、最後にピアノソロで後藤丹の「朧月夜」。

 浅井さんとのデュオはとても楽しく、前日の練習でも不思議なくらい息ぴったり。フォーレのソナタは名曲ですが同時に難曲でもあります。一人で練習していると、ピアノのパートを神経質に弾きすぎてしまって技術的な難しさを痛感していましたが、やはりアンサンブルはパートナーと一緒に弾いて成り立つもの。共に音を出した途端、なんだか身体がすーっと楽になって、音楽に乗って弾きやすいsign01good。互いの音を聴きあい、互いの主張を受け入れ、あるいはそれぞれが提案し、納得しながら音楽を作り上げていく。短時間でかなり密度の濃い仕事ができます。何よりも音が響きあい、駆け引きをしながら音楽が息づくのが嬉しいですlovely

 私のボランティア活動「ウィークエンドコンサート」を理解し、協力してくれる仲間たち。実力がありながら、周囲に流されず真摯に、且つ自分に厳しく音楽と向き合っている人たちだからこそできる素敵な音楽活動。ベストパートナーとはこういうことのなのでしょう。このウィークエンドコンサート活動を通じて信頼できる演奏家達と一緒に音楽を作り上げる時間が増えたことを本当にうれしく思います。姉妹のように付き合う彼女もベストパートナーheart04。お客様にもそれが伝わったようで、今日も皆さんにこにこコンサートを楽しんでいらっしゃいました。

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子どもたちへの贈り物

 1月10日、ウィークエンドコンサートは、「連弾の魅力」。親友の小畠伊津子さんと共演しました。雪模様になり寒い日でしたが、会場は定員を大幅に上回るお客様で超満員。ピアノと近い距離で弾き姿を見ながら、様々な音色を楽しんでいただけたと思います。作品は子どもたちへの愛情があふれ、大人になってこそ表現できる子供の頃の情景や想い、そして子供たちへの想いが散りばめられています。今回は、学生たちが曲名を色づけした文字で書き、かわいい絵も描いてくれました。会場は親子連れのお客様も多く、私達も柔らかで心地よい空気の中、二人で音楽を作る喜びを感じた幸せなひと時でしたconfident

note演奏曲目:フォーレ作曲/「ドリー」Op.58 より
         ビゼー作曲/「子供の遊び」Op.22 全12曲
             中田喜直作曲/日本の四季   全6曲Wec0901101Wec0901103 Wec0901102Wec0901104Wec0901107

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「ザ・ソナチネ 2008」 無事終わりました

 12月7日(日)。前日からの雪もやんで『ザ・ソナチネ 2008~高木裕美七色ピアノ音語り~』は、満員のお客様をお迎えして無事に終了しました。たくさんのファンの方々、また、初めてのお客様と共に和やかで温かな雰囲気でのコンサートとなりました。コンサート後、ほっとして疲れがでましたcoldsweats02。体調が回復したら、コンサートの様子を書きたいと思います。皆様、本当にありがとうございましたheart04

cameraコンサート後、300名のお客様が退いた後の会場。ロビーに出たら、晴れ上がった美しい夕空。風の森ホールの外のクリスマス・イルミネーションが美しかったです。Kazenomori0812074_2Kazenomori0812071Kazenomori0812072_2Kazenomori0812073_2Kazenomori0812075 

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