ウィークエンドコンサート

初春(はつはる)に響く

 雪の日が続くてとても寒い2011年の幕開けです。新春のウィークエンドコンサートは特別企画として今シーズンも琴奏者の馬場信子さんをお迎えしました。馬場さんとは数年前に出会って以来多くの共演機会を得、また、友人としてもお互いに深い信頼を持っていて、毎回のステージが楽しみです。今回は、ピアノとの共演、また、クラシックも含め宮城道雄氏の作品から自作の「伊豆天恵」を十七弦で披露してくださいました。深く心に響く低音の琴色は彼女の熱い想いが表現されていました。私は「三国節幻想」を心をこめて演奏しました。初春に響く和と洋の響き。私自身が音を身体いっぱいに吸い込んだひと時でした。

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noteウィークエンドコンサート『特別企画 琴&ピアノ…初春(はつはる)に響く』note

♪日時2011年1月8日(土) 午後6時~午後7時

♪出演:馬場信子(琴),高木裕美(ピアノ)

♪曲目:伊藤エイミーまどか 作曲/海の子守歌…琴&ピアノ

     宮城道雄 作曲/ 数え歌変奏曲…琴     

     三宅一徳 作曲/ 夜の木洩れ日…琴&ピアノ     

     馬場信子 作曲/ 白木蓮…琴     

     馬場信子 作曲/ 伊豆天恵…琴     

     後藤丹 作曲/ 三国節幻想…ピアノ     

     サン・サーンス 作曲/白鳥…琴&ピアノ

♪場所:福井大学文京キャンパスアカデミーホール

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あたたか冬のハーモニー

 12月のウィークエンドコンサートは学生企画による『あたたか冬のハーモニー2011』が開催されました。例年、12月企画は学生独自のアイディアで楽しいコンサートを企画しています。今回は小学校の音楽の教科書にある1年生から6年生までの共通歌唱教材を取り上げ、さまざまなスタイルで演奏が繰り広げられました。学生たちは秘かに準備を進めていたらしく、当日に会場にはカラフルな作り物や楽器が揃い、わかりやすいお話に乗せて重唱や重奏、独唱や合唱で楽しませてくれました。会場のお客様も小さな子供からお年寄りまで皆さん学校の音楽室にいる気分だったと思います。将来教員を目指す学生たちの見事な企画に大きな拍手を送りたいと思います。

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noteウィークエンドコンサート~あたたか冬のハーモニー 2010note

日時:2010年12月17日(金)午後6時~7時

出演:音楽教育サブコース&大学院芸術教育領域専修(音楽)学生有志

場所:福井大学アカデミーホール

演奏曲目:・ひらいた ひらいた…わらべ歌,・かくれんぼ…文部省唱歌 作詞:林 柳波/作曲:下総皖一,・ふじ山…文部省唱歌 作詞:巌谷小波,・まきばの朝…文部省唱歌 作曲:船橋栄吉,・冬げしき…文部省唱歌,・ふるさと…文部省唱歌 作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一,・虹…作詞、作曲:森山直太朗、御徒町凧

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私のお気に入り Ⅱ

 11月のウィークエンドコンサートは『私のお気に入り Ⅱ』と題して、かつて福井大学で学び、現在は教員として活躍している大学院修了生を招いてのコンサートでした。遠く大阪から毎年演奏に来てくれる星子さんを筆頭に、それぞれ多忙の日々の中、このコンサートのために自分のお気に入りの作品を準備して演奏してくれました。「ああ、懐かしい顔!」と常連ファンの方々からの声が聞こえました。学生時代6年間、この活動をサポートしてくれた人たち。演奏がどこかしら学生時代と違う大人の香のする説得力のあるものに変化していて嬉しい限りでした。

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『私のお気に入り Ⅱ』
日時:2010年11月27日(土)
場所:福井大学文京キャンパスアカデミーホール
出演 :森安 理恵子, 福塚 香織, 下世古 星子(ピアノ)
演奏曲目:モーツァルト / ソナタ K.332,ショパン / 練習曲から Op.25-1『牧童』, Op.10-3『別れの曲』, Op.25-12『大洋』,ショパン / 2つの夜想曲  Op.55-1 , Op.55-2

camera学生スタッフ達は、お客様が安全で快適にコンサートを楽しんでいただけるようにアイディアを出し合って、コンサート前後のサポートに努めています。   
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camera今回の出演は、大学院修了生の3人。

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camera 演奏後、学部1年生から、大先輩の演奏にお礼のメッセージribbon。学部生、大学院生と共に「もみじ」を美しく合唱notes

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秋・再会

 昨年に引き続き、今年も、フルーティストの中務晴之氏と共演しました。ウィークエンドコンサート下半期オープニング・プロ企画は『秋・再会~デュオの魅力~』。会場は補助席を作っての超満員。演奏はもちろん、お話も素敵で人気のアーティスト・つかさ君。集中してリハーサルをして、スリリングhappy01。彼とのアンサンブルはいつもとっても楽しいのです。今年は、フランスの作曲家が並らび、フルートとピアノの美しい音の駆け引きができて、私も幸せなひとときでした。つかさ君、今年もありがとうねribbon

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『秋・再会 ~フルート&ピアノ・・・デュオの世界~』

・2010年10月23日(土) 午後6時~午後7時

・出演/中務晴之(フルート),高木裕美(ピアノ)

・演奏曲目/  ゴダール/組曲Op.116,グノー/アベ・マリア,アダージョとバリエーション,多忠亮/宵待草&海沼実/里の秋(野田暉行 編曲)タファネル作曲 『ウェーバー:魔弾の射手』によるファンタジー

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2台ピアノの醍醐味~その②~

 2002年にスタートしたウィークエンドコンサートは8シーズン目を順調に進んでいます。限られた条件内でなるべく変化の富んだ企画を提供したいと思っていますが、ホールには当時買っていただいたピアノが1台(当然です)。ここで、2台ピアノデュオができたら、間近でその様子を見聴きしてもらえるのに・・・とかねてから思っていました。思い切って大学や楽器メーカーに相談したら、念願かなって上半期の最後のコンサートのためにピアノを2泊3日で持ってきてくださることに決まったのがこの春2月頃の話でした。小野さんとデュオをやろうと言っていた矢先の話だったので、ラッキーscissors。そして、ブラームスの「2台のピアノのためのソナタ」に取り掛かったのです。当日は、情報を聞き付けたファンの方々が開場前から長蛇の列を作り、開場15分後には限定96席がほぼ満席状態でした。小さな空間に楽器を2台並べてアンサンブルをするので、補助席も限って、先着順128席で入場ストップとしました。せっかく来てくださってお帰りいただいたお客様ごめんなさい。

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 学生スタッフも、お客様が大学に来てくださって、コンサートを聴いて、無事帰られるまで、どうやってスマートにサポートし快適に過ごしていただけるかを課題にミーティングを繰り返し、毎回新しいアイディアを出して行動しています。この日は、開演前にスクリーンを使い、注意事項、コンサート後の車のルート、初めての方のためにこれまでのコンサートの記録等をわかりやすく説明していました。

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 熱気あふれる本番でしたが、小野さんと二人でブラームス作品を大いに楽しみました。技術的にも高度な内容の大曲で結構苦労しましたが、最終的にはこの作品の深く厚く豊かな響きと共に演奏している喜びを感じ合えたと思います。もちろん課題も残りましたが、貴重なレパートリーとして、いつかまた演奏しようと約束しました。お客様の反応は予想以上に好評で、ちょっとびっくりcoldsweats01。初めてこの作品を聴く方には難解かなあ。。。と心配していたのですが、ダイナミックさはもちろんのこと、2台ピアノデュオ作品が単にメロディと伴奏を弾くのではなく、お互いに対等な仕事をしあいながら、メロディラインやその他のラインが1st.と2ndに行き来して一つの大きな作品になっていることを間近に見聴きできたことに対する反応であったと、多くの感想から理解しました。私にとっても、男性的な作品を小野さんと一緒に作り上げ響き合ったとても幸せな半年でした。

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2台ピアノの醍醐味~その①~

 7月24日のウィークエンドコンサート「デュオの世界 ~2台ピアノの醍醐味~」のため、本番前日にホールにピアノが運び込まれました。今回の特別企画には、大学はじめ、ヤマハ㈱と地元楽器店の支援、協力をいただきました。専門家はピアノの搬入等の様子はよく知っていますが、担当職員や学生たちは大きなピアノがどんなふうにして入るのかあまり知らない様子。トラックでホール前に到着した楽器が約30分で納められて、びっくりした様子でした。さあ、さっそくリハーサル開始です!

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2台ピアノの醍醐味

 ウィークエンドコンサート、上半期最後は特別企画『デュオの魅力~2台ピアノの醍醐味~』をお届けします。今回はこの活動に賛同・支援してくださっているヤマハ㈱と㈱松木屋の協力を得て常設の楽器に加えてもう1台ピアノを持ち込んでのコンサートです。

 演奏曲、ブラームス作曲の『2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.34b』は当初は弦楽五重奏として着想されましたが、試演の際に不評だったため破棄され、その後、2台ピアノのためのソナタ(Op.34b)として完成されました。さらに周囲の助言を得てピアノ五重奏曲ヘ短調 Op.34として書き直され、これがシューマンの同曲に並ぶ名曲として定着しています。

 小野さんとは、ピアニスト同士としての親交は長いですが、デュオを組むのは初めて。偶然にも同時期に「2台ピアノをやってみようか。」という話が持ち上がり

ました。作品選びからこだわり、結局、あまり演奏される機会のないこの作品を敢えて選んで練習に入ったのは良かったのですが、思った以上に難曲。技巧的かつ深い音楽表現を求められ、最初はそれぞれが自分のことで精一杯sweat01。それでも素晴らしい作品に魅せられて練習を重ねるうちに、ブラームスの響きや魅力を実感できるようになり、今は幸せな音楽作りの時を二人で過ごしていますnoteheart04note

 このソナタは約40分に及ぶ大曲で、ピアニスティックで壮大な構成。いかにもブラームスらしい重厚さ,緻密さ、情熱に溢れた名作。ピアノ五重奏曲として定着している現在、2台ピアノデュオで弾く、聴く機会はとても貴重だと思います。2台ピアノの醍醐味…アンサンブルとしての調和はもちろん、時にはお互いの主張をぶつけあったり、対照的な表現を作り出すのも2台デュオの魅力のひとつ。2台のピアノ同士の緻密かつダイナミックなアンサンブルと、ライブならではの二人の駆け引きを間近で楽しんいただきたいと思っています。ただし、毎回のことながら、当日、超満員が予想されますので、先着順で入場を制限させていただきます。入場できないお客様には本当にごめんなさい。

noteウィークエンドコンサート ~デュオの世界…2台ピアノの醍醐味~note

日時:2010年7月24日(土)午後6時~7時

会場:福井大学文京キャンパス アカデミーホール

出演:高木裕美(1st piano),小野隆太(2nd piano)

演奏曲目:ブラームス/2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.34b

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私のお気に入り

 6月25日(金)、ウィークエンドコンサートは大学院生によるコンサート。『私のお気に入り』と題して、それぞれが、今ぜひ演奏したい、挑戦したい、聴いてもらいたい想いのある作品を披露しました。出演の3人は学部時代から熱心にウィークエンドコンサート活動に携わり、スタッフとして出演者としての経験は豊富。今回は、クラシック作品でも「名曲」と言われる人気の作品に取り組みました。人々から人気を得る作品には何らかの魅力があるわけですが、演奏者側からすると、だからこそ、その価値を下げられない難しさがついて回ります。プロの演奏家の名演も多い中、若い学生たちがそれらに敢えて取り組み、そのすばらしさや難しさが改めて知るいい機会になりました。特に、古典の作品は、作品のシンプルさと同時に表現に制約があるもの。基礎的な演奏技術や節度をもった細やかな表現が求められます。現代において、ともすると避けて通りがち古い時代の作品。これらに真剣に取り組んだ大学院生の目にはshine、改めて発見した音楽の原点やその深さを知った満足感と、これからの研究に対する新たな意欲が感じられましたup

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日時:2010年6月25日(金)

出演:今井理恵子(ソプラノ),福地美紀(ピアノ),小原慶子(ピアノ伴奏)

曲目:ヘンデル/私を泣かせてください

    モーツァルト/『フィガロの結婚』より「恋とはどんなものかしら」

    モーツァルト/ピアノソナタ K.331 

    マスカーニ/アヴェ・マリア

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夢を広げて

 5月21日、今シーズン2回目のウィークエンドコンサートを開催しました。今回は学生出演企画として、三枝成彰氏作曲の子供のためのピアノ曲集「ブルドッグのブルース」全21曲をお話と絵と共にお送りしました。曲集は、プロローグの後、十二支の動物たちが次々に登場。それぞれの曲には三枝さん自身が書かれたお話がついています。学生スタッフ(学部1年生~大学院1年生まで)が皆で分担して描いたかわいいさし絵がスクリーンに映しだされ、2年生のTさんがお話を朗読。そして4人の学生によるピアノ演奏。学生たち皆で作り上げた楽しく夢の広がるステージにお客様の笑顔があふれました。

 「音楽を楽しく勉強すること」「ピアノを楽しく弾くこと」「イメージを自由に広げること」を目的に書かれた魅力的なこの曲集は私の大好きな作品です。ピアノを習っている子供たちが1,2曲選んで学ぶことはあっても、全曲を弾いたり生で聴いたりする機会は少ないので、そんな機会を作りたいとずっと思っていました。また、将来教育者を目指す学生たちにとって、こんなに素敵な作品を知って、自由奔放に表現してみることは、子供たちにたくさんの夢を与えられる教師になるための力になるだろうと思いました。大人になると、子供の頃の屈託のない奔放な感性をどこかへ置き忘れてしまって、いざ蘇らせて演奏しようとすると変な勇気がいるものです。学生たちも自分の殻を破って飛び出すまでに少し時間がかかったようですが、コンサートではお話、さし絵、演奏と皆が一体となって、とてもカラフルなコンサートになりました。

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想い出の中で

 4月24日、美しく晴れたうららかな春の日に、今シーズン最初のウィークエンドコンサートを開催しました。過去最高のお客様に私がびっくりupsign03立ち見のお客様、お席を準備できなくてごめんなさい。このコンサートが地域に根付いたのだなとうれしく思いました。

 この日は、シューマンのピアノ作品の中から、私の想い出の曲の一つ「幻想小曲集」をメインに演奏しました。今年はシューマン生誕200年の記念の年でもあり、その人間的な感情表現の美しさをピアノの音で語り届けたいと思いました。ドイツ留学時代の生活の中で出会った様々な想い、ピアノという楽器とどう向き合うかを思い悩んだこと、そして、自分の演奏スタイルを見つけられた喜び、ヨーロッパの風景・・・。近年の北米での活動で演奏したシューマン。CD録音の苦労等々、作品と共に思いは深く、年月を経てさらに演奏の中身を作り直しました。

 幸い、私の理想の空間で集中して演奏ができました。聴いてくださる方々にその表現の細部まで届けることができたと思います。今シーズンも、ピアノの様々な魅力をお届けしたいと思います。

『高木裕美ピアノファンタジー ~春うらら・・・揺蕩(たゆとう)心~』

演奏曲目:シューマン(リスト編曲)/献呈

      シューマン/幻想小曲集 Op.12,ロマンス Op.28-2,トロイメライ

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